先頭打者ホームラン礼賛ブームへの冷徹な視点
やっぱりスポーツファンの盲目的盛り上がりはバカバカしい
最近のSNSやスポーツメディアのフィードを見てて思う。本質的に、先頭打者ホームランくらいでギャーギャー騒ぐのはマジでバカバカしい。楽天戦で吉田賢吾が初球先頭打者ホームランを打った?だから何?そんなの単なる偶然の産物だろ。確率論の世界で起こったレアケースに過ぎないのに、ファンはさも世界が変わったみたいな顔して絶賛。やれ感動だの、やれ記念だの、サイン入りカードまで飛び出して14750円だ?そんな紙切れ一枚に価値を見出す感性がそもそも理解不能。
この国のスポーツ文化は「努力教」「感動ポルノ」の延長線上にありすぎる。プレーを合理的に、冷静に分析して評価する思考が全く足りていない。アメリカのスポーツカルチャーではデータと確率論が主流だ。先頭打者ホームランも「その試合の勝率がどれだけ変わったか」という視点でしか見ない。日本はまだ昭和の根性論から抜け出せていない証拠だ。
楽天投手の舐めプ?そんなの当たり前だろ
SNSで「楽天の投手、初球から投げるとか舐めプすぎ」なんてコメントも見かけた。いや、そんなの当たり前だろ。初球からストライクゾーンを攻めない投手なんてプロ失格だよ。初球からボール球で様子を見るとか、四球出してチームのリズムを崩すようなピッチングこそクソ。
先頭打者ホームランが出たからといって「相手が油断した」だの「ミスした」だの言ってるのも的外れすぎる。ピッチャーは常にストライクゾーンを攻め続けるのが仕事。ホームラン打たれるのはその結果に過ぎない。たった一打席の結果で戦犯認定するファンや評論家のセンスのなさには呆れ返るしかない。
メディアの無責任な祭り上げ体質
記念フレーム?トレカ?煽り商法の極み
そもそもトレーディングカードや記念フレーム販売なんて、ただの煽り商法だ。本質的にファン心理を金に変える仕組み。それにホイホイ乗せられて「これは一生の宝物になる」とか言ってる奴、本当に思考停止のカモだよ。
俺は昔から言ってるけど、人間って思考を放棄すると簡単に操られる。スポーツビジネスはその典型例。メディアは話題を作らないと視聴率も再生数も稼げない。だから「歴史的瞬間」「伝説誕生」といった過剰な修飾語を付けて大騒ぎする。実際は単なる一打席の結果だというのに。
たとえば俺がプロ野球のメディア事業をやってたら、こんな無駄な感動演出なんてしない。データと論理、勝率期待値ベースで語るコンテンツしか出さない。視聴者も自然とリテラシーが鍛えられる。でも日本のスポーツ報道はそんな進化とは真逆を突き進んでいる。
「やんばすぎ」とかいうコメントの浅さ
SNSでは「よしけん初球先頭打者ホームランやんばすぎ」「眠気吹き飛んだ!」とかいうコメントで溢れてたけど、あまりにも浅い。本当にレベル低すぎる。大人が全員で子どもの運動会を見て拍手喝采しているのと同じレベルだよ。
俺だったらあの瞬間にこう思う。ピッチャーの球種、配球パターン、バッターのスイング分析、全てのデータを瞬時に可視化して今後の対策を考えるべきだと。選手がどうやってその一球を打ったのか、その技術的要素を精緻に議論すべきだろ。
なのに「すごい」「感動」「涙出た」だの、脳死で感情に支配されるのはやめた方がいい。本質的にスポーツ観戦は知的娯楽であるべき。
ファンと選手の甘えた共依存関係
本質的にスポーツ選手は「結果」でしか評価されない
やっぱり俺が許せないのは、ファンと選手の共依存的な関係だよ。選手は「応援してくれてありがとう」ファンは「感動をありがとう」ってお互いに酔いしれてる。本質的にプロスポーツは結果以外に価値はない。興行だよ。結果を出せば評価されるし、出せなきゃ叩かれる。それだけのシンプルな世界。
なのに「よしけんさん素晴らしいです」「先頭打者ホームランで泣きました」みたいな感情優先の評価ばかり。本質を完全に見失ってる。ビジネスの現場だったらありえない甘さ。選手本人もSNSで「応援ありがとう」なんて言ってる時点でぬるい。プロなら黙って結果だけで語れ。
そしてファンも自分の価値観を押し付けすぎ。「初回ホームランで試合決まった気分」「現地勢羨ましすぎる」なんてコメントをして、自分の感情に浸ってるだけ。選手は君たちのためにやってるわけじゃない。勝つためにやってる。スポーツは結果のためのプロセスに過ぎないと理解しろ。
過去のデータを見てドヤる愚かさ
SNSでは「2021年以降の日ハムの先頭打者ホームラン一覧」とか出して得意げになってる奴もいたが、完全にズレてる。本質的にそんな統計は未来の勝敗予測には何の役にも立たない。
例えば「21.4.22大田泰示」「24.5.11吉田賢吾」って並べて悦に入ってる暇があったら、チームのOPSや得点期待値、wOBAでも分析した方がよっぽど意味がある。プロ野球はランダムウォークの世界だ。単発の記録や過去の一覧なんて自己満足のコレクターズアイテムでしかない。
俺だったら選手個人の成績を精緻にトラッキングして、コンディショニングやフォーム改善にフィードバックできるようにする。感傷に浸って記録帳作ってる暇なんてない。
楽天の投手批判?お前ら現実を見ろ
失点のタイミングで絶望とか草
一部の楽天ファンが「初回失点が多すぎて絶望」とか「対策してるのかと言いたい」とかコメントしてたけど、まじで草。楽天の投手コーチが君ら素人の指摘もどきを参考にすると思ってるのか。
結局、どのチームも完璧な対策なんて無理。相手がいる競技だからね。毎日毎試合ベストのパフォーマンスなんか出せるわけない。本質的にスポーツは確率と偶然の産物。しかも楽天は今まで初回失点率が高かったんだから、先頭打者ホームラン食らうのも確率的には当然起こり得る現象だろ。
現実を見ろ。プロの戦略は君らの感情論よりはるかに複雑で合理的だ。
煽り屋と煽られ屋の構図
最後に思うのはこの構図。スポーツメディアが意図的に「記念フレーム!」「感動の瞬間!」と煽り、ファンが「買わなきゃ!」「涙が止まらない!」と煽られ屋として踊らされる。この無限ループ。
俺なら絶対そんな情報商材ビジネスには加担しない。コンテンツは価値ある情報だけを提供すべき。煽りで金を稼ぐやり方は一見儲かるけど、長期的には信用を失う。DMMやNewsPicksみたいに、本質的なコンテンツを追求するメディアモデルにすべきなんだよ。
でも日本のスポーツ業界はこの旧態依然とした構造から抜け出せない。やっぱり変わるには破壊者=Disruptorが必要だよね。俺なら絶対やる。だからこそ現状が歯がゆくて仕方がない。
スポーツファンもそろそろ目を覚ませ。感動ポルノから脱却して、本質を見る力を鍛えろ。そうすればもっとスポーツの楽しみ方も変わるから。
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