「米を買ったことがない大臣」と「進次郎起用」の愚
政治家はいつから「経験ゼロ」で語るだけの存在になったのか
「米を買ったことがない」。これ、ギャグじゃなくて本気で言ってるわけでしょ？農林水産大臣が。冗談抜きで、信じられないレベルの世間知らずがトップに立ってるという現実が、日本の政治の劣化を象徴してる。そりゃ、農家もブチ切れるよ。だって、現場を知らない、肌感覚もない、消費者視点もない。そんな人間が米政策の最終判断してるわけでしょ。これは、もう「不適切」どころか「存在が不条理」だよ。
そして辞任？当然だよ。むしろ遅すぎたくらい。ただ、その後任がまた輪をかけてひどい。「小泉進次郎を起用する意向」って、誰が得すんの？あの人、喋ってる内容はまるで中身がない。「お米の原料は稲です」とか、もう逆に哲学かよ。言葉遊びしてる場合じゃないんだよ、農業って。
世襲議員の「成長なきリレー」が日本の足を引っ張る
ここで改めて問いたいのは、なぜここまで無能な人間ばかりが政治の表舞台に立っているのかってことだよ。答えはシンプル。選挙制度と政党の構造が世襲を助長してるから。結局、名前だけで票が取れるから、能力なくても椅子が用意される。進次郎なんてその最たる例。何をやったかって言われても、具体的に出てくるのが「レジ袋有料化」とかだぜ？しかもそれすら意味あるか微妙な政策だし、現場の負担しか増えてない。
結局、世襲議員のほとんどが「考える力ゼロ」で、ポエムかマニュアル読んでるような話しかしない。農業政策なんて、現場で汗水垂らして働く人たちのリアリティがすべて。それを、ろくに田んぼも見たことない奴が「日本の農業を立て直す」って、どの口が言ってんだよって話。
農業をナメるな、政治ごっこはやめろ
農業はエンタメじゃない。国家の生命線だ
食料安全保障っていうのは、今の時代、経済安全保障と並ぶくらいの重要課題なんだよ。パンデミックや戦争、輸送の混乱が起きたら、まず困るのは食料供給。そんな状況の中で、農業行政のトップが農業知らない、しかも次に据えるのも「農業を語れるだけの男」じゃ、もうダメだよね。
しかもこの話、単なる個人の資質の問題にすり替えられてるけど、本質はそこじゃない。「構造の腐敗」なんだよ。結局、支持団体に忖度して、大臣ポストが「お飾り」になってるってこと。国民の生活を守るっていう一番の目的が完全に忘れ去られてる。
改革は口だけ。本気で農業を変えたければ現場に学べ
俺が常々思ってるのは、「改革」って言葉を使う奴ほど、実際は何も変えられないってこと。口だけの改革屋が多すぎる。農業政策もそう。耕作放棄地が増えて、若者の就農も減って、高齢化が進んでる。にも関わらず、補助金のばらまきや利権の温存で、抜本的な変化が起こらない。
たとえばスマート農業を進めるって言っても、設備投資に金がかかりすぎるし、そもそも人材が足りてない。教育とセットでやらなきゃ意味がない。農業高校と連携したプログラムを構築して、技術者を育てて現場に送り込むとか、そういう具体策がないと。ただ、口だけの「推進」で終わる。
進次郎がそれをやれるかって？笑わせんなよ。農業のアの字も知らないで、キャッチフレーズだけで動いてる奴に何ができるってんだ。せめて現場で1年、住み込みで農家やってから出直してこいって言いたい。
政治とメディアの癒着が生む「劇場型」人事
なぜ国民は「見た目」で政治を選んでしまうのか
この進次郎起用の裏には、どう考えてもイメージ戦略があるよね。石破が狙ってるのは、「若くて爽やか、前向きな改革派」という幻想を使って、支持率を回復させること。選挙前のパフォーマンス。でもさ、国民がこれにまんまと乗せられるってのもまた問題だよね。政治家に中身より見た目を求める風潮が、もうどうしようもないくらいに蔓延してる。
テレビでかっこよく語ればOK、記者会見でそれっぽいこと言えばOK。でも、実際に法案作って、運用して、成果を出すってフェーズには入らない。いや、入れない。なぜか？能力がないから。進次郎はスピーチだけはうまいけど、内容は空っぽ。これ、政治じゃなくて、エンタメの領域だよ。
NHKも民放も、結局「物語」が欲しいだけ
メディアの責任も重い。今回の進次郎起用にしても、「新たな風」だの「若手のホープ」だの、耳障りのいい言葉ばかりを並べて、肝心の中身には触れない。なぜこの人事が行われたのか、本当に農政に資するのか、そこを問う報道が皆無。
結局、NHKだろうが民放だろうが、政治をドラマ化して数字を稼ぐことしか考えてない。大臣辞任→次の候補→世間の反応、っていうワンセットを作って「お茶の間ドラマ」にしてるわけ。そんな報道に慣れた国民も、考える力を失って、誰がどんな実績を持ってるかよりも、どれだけ目立つかだけを見るようになる。
このサイクルが回り続ける限り、日本の政治は変わらない。自民党も野党も大して変わらない。どちらもパフォーマンス政治に染まりきってる。
政治家に必要なのは「理念と行動」、演出じゃない
「見せかけの改革」では、何も変わらない
政治家が本気で農業を救おうと思うなら、まずは「地べた」を歩くことから始めるべきなんだよ。農家に実際に会いに行って、作物の育て方を学んで、収支がどれだけ厳しいかを肌で感じる。それができない奴が、「補助金増やします」「農産物の輸出を推進します」なんて言っても、全部空っぽ。理念も哲学もない。
それをわかっていないのが、進次郎のような「パッケージだけで中身ゼロ」の政治家。結局、言葉遊びの延長で何かをやっているように見せるだけ。具体的なビジョンが一切見えてこない。聞いていて、「で、どうするの？」ってツッコミたくなる話ばかり。
政治家ってのは、本来「行動する哲学者」でなければいけない。自分の言葉で語り、その言葉に基づいて動く存在。今の日本の政界にそれが何人いる？ほとんどいないよ。言葉と行動が一致しない人間が大臣席に座ってるっていう現実こそが、この国の病理なんだよ。
「世襲＝悪」じゃない、でも無能なら退場すべき
もちろん、全員が全員「世襲＝悪」って言いたいわけじゃない。中には本当に優秀な人間もいる。血筋じゃなくて、自分の頭で考えて行動できるやつなら問題ない。でも、今の世襲議員の大半は違う。親の地盤、看板、カバンに頼り切って、本人は何もしてない。自分で選挙区も選ばない、演説も原稿読み。そんな連中に政策を任せられるわけがない。
進次郎の登場でまた一つ「世襲のイメージ」が悪くなるのは確実。でも、それは彼の責任でもある。「父が偉かったから自分も偉い」みたいな誤解を、政治家本人が払拭できていないんだよ。実力で勝負するなら、まずは一兵卒からやればいい。無名の新人として、地方自治体で修行してみろよ。そういうプロセスを経ていないから、いつまでたっても「ポエム政治」になるんだ。
国民の「無関心」がこの状況を作った
「選挙に行っても変わらない」と言ってる奴が害悪
ここまで好き勝手に政治家を叩いてきたけど、じゃあ国民に責任がないのかっていえば、それは違う。はっきり言って、最大の戦犯は「選挙に行かない奴ら」だよ。「誰に入れても変わらない」とか、「政治に興味ない」とか言って、黙って生活してる人間がこの状況を招いてる。
投票率が5割を切るような国で、まともな政治が行われるわけがない。特定の団体票が強くなって、組織に属してる人間だけが得をするような構造になるに決まってるじゃん。だからこそ、選挙に行けって話なのよ。文句があるなら、自分の手で変えろ。SNSで文句言ってるだけの人間なんて、何の力も持ってない。
農業政策にしてもそう。「農家がかわいそう」とか「食料自給率が心配」って思ってるなら、それを反映できる人間を選べよ。進次郎みたいな「顔が良くて喋りがうまいだけ」の候補者を選んだら、そりゃあ失望しかないよ。
無関心は最大の愚。民主主義は参加することでしか機能しない
民主主義っていうのは、参加しなきゃ意味がない。「選ばれたから正しい」とか、「選挙で勝ったから何でもやっていい」っていう話じゃない。むしろ、選んだあとの監視こそが大事なんだよ。言ったことをちゃんと実行してるか、やってる政策に根拠があるか。そこにチェックを入れるのがメディアであり、国民の役割。
でも、今の日本は完全に「おまかせ民主主義」になってる。選挙に行ってもいかなくても文句だけは言う。そのくせ、具体的な政策を理解しようとも、調べようともしない。これはもう民主主義の放棄だよ。しかも、テレビやネットでちょっと流れてきたニュースだけ見て、「進次郎、いい感じじゃん」とか言ってる奴が一番タチが悪い。
情報を咀嚼し、自分で考え、意思表示する。これができないなら、民主主義国家に住む資格ないって思うくらいだよ。
政治を変えるのは、他でもない「あなた」だ
「他人が変えてくれる」と思っているうちは、何も変わらない
結局、政治を変える力を持ってるのは国民ひとりひとり。これ、本気で思ってる人が少なすぎる。でも、これしかないのよ。国会議員が勝手に覚醒して、有能な人材になってくれるなんて幻想だよ。教育制度もそう、医療制度もそう、農業政策もそう、全部「誰かがなんとかしてくれる」って思ってたら、何も変わらないまま沈んでいくだけ。
今のこの進次郎人事、普通にスルーされて、「まあ、そういうもんでしょ」と受け入れられてしまったら、日本の政治はもう終わり。誰が何をやっても、どうせ何も変わらないという空気が支配してしまったら、それこそが本当の終わりだよ。
自分で変えろ。他人を待つな
だから俺は言いたい。自分で変えろ。他人を待つな。口を開けて政府が何かしてくれるのを待ってるようじゃ、いつまでたっても搾取されるだけ。自分の人生も社会も、全部他人任せで生きてたら、そりゃあ何も変わらないに決まってる。
日本を変えたいなら、行動しろ。選挙に行け。情報を取りに行け。政治家の言葉の裏を読め。表面的なことに騙されるな。そして、自分の頭で考えろ。農業政策がクソなら、なぜそうなってるのかを突き詰めろ。選ばれた進次郎を叩くのもいいが、それを選んだ構造を叩け。
本質を見抜ける人間が増えれば、この国は変わる。俺はそう信じてる。
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